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別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

私の異常性癖。其の一

◇従兄弟に抱かれる妻の性器
異常性癖1-1

妻が目の前で他の男に抱かれヒイヒイよがっているのを見ると、
異常に興奮すると言ったら、変体男と罵りますか。
それとも、男なら誰だって心の中に持っている好奇心だと、同調して貰えますか。

何年も連れ添った夫婦なら、おそらく一度や二度は、他の男の下で腰を振る
妻の表情を鑑賞したいと願ったことはあるでしょう。
しかし、私はそれを実際に行っているのですから、呆れた男です。

つい先日も、私は大野邦夫を家に呼びました。
彼は金縁のメガネが良く似合う四十七歳。銀行員をやっている私の従兄弟です。

私達は何時ものように三人で酒を飲み、談笑しました。
この時点で、早くも妻の光江は気分を昂ぶらせているらしく、頬を赤く染めたりします。
それを密かに見るのも、私の楽しみのひとつなのです。

頃合を見て、私はトイレに立ちました。そして、戻ると期待通りに、妻を裸にしているところ。
「邦夫ちゃん、いつも言ってる事だけど、遠慮は無用だからね」
私は二人の前にどっかと腰を下ろすと、
飲みかけのウイスキーのロックをひと舐めしたのでありました。

「ああ、あなた・・・」
と、妻がさも恥ずかしそうに、私から視線を逸らしました。
もう、何度やっていることなのに、心底恥ずかしいらしいのです。
もっともその恥ずかしさの中にこそ、妻の求めている異常な快楽があることを、
私は誰よりも知っていましたけど・・・。

「ふふふ、たっぷりと愛してもらうんだよ、光江・・・」
私は注意深く妻の全身に観察の眼を注ぎます。
すると、邦夫が私に見せるように、わざと妻の両足を押し広げました。
勿論、彼も無遠慮に、私の妻の性器を覗き込みます。

「光江さんのオマンコ、何時だって良く濡れる。うちの奴なんか、光江さんより若いくせに、
 触ってみるとカラカラなんだから、嫌に成っちゃう。晃ちゃんが羨ましいよ」
と、私と顔を見合わせ、ニャリ。


異常性癖1-2
「いや、いや、変なこと言わないで、邦夫さん」妻がさも切なそうに腰をよじりました。
私はそんな妻の何とも言えぬほど羞恥にまみれた色っぽさに、
邦夫に負けず劣らずペニスを勃起させていたのであります。

妻を従兄弟の邦夫に抱かせる様になったのは、ちょうど半年前からです。
思いついたのは一年ほど前ですが、それから妻を説得するのに半年掛かったからです。
それまでは月に一、二度しか妻を求めなかった私ですが、
毎週のように抱いては、耳元で「邦夫に抱かれてみないか」と、囁きました。

無論、最初は呆れ軽蔑すらして、てんで相手にしなかった妻です。
しかし、私があまりしつこいものだから、光江ももさすがにウンザリしてきたようでした。
「あなたがそこまで言うのなら、やってみてもいいわ・・・」
と、とうとうため息をつきながら、言ったのですから、私は妻が、随分前から邦夫に
好感を抱いていたのを知っていましたので、ピンと来た訳です。

「ただし・・・」と、光江はすぐに言葉を続けました。
「あとになって、ずいぶん感じたな、とか、俺の時よりも声が高かった、とか、
 回数多くイッタな、とかネチネチと責められたらかなわないから、
 それだけは絶対に言わないと約束して」

一旦は妻への説得を諦めようとしていた私でしたから、思いがけない妻の変貌に、
パッと顔を輝かせました。そして、
「ああ、約束するよ、約束するとも・・・」
と何度も何度も妻に向かって頷いたのでした。

従兄弟の大野邦夫に白羽の矢を立てたのには、幾つかの理由があります。
その第一は、お分かりのように妻が彼に好意を寄せていたから抱かれ易いだろうという事、
第二に、従兄弟は数年前に女房を交通事故で亡くしていましたから、
彼の家庭がもめる心配もありませんでした。
第三に、やはり全然見ず知らずの男に妻を炊かせるのは、ためらいがありました。
それに、相手から秘密が漏れ、私たちが変態夫婦だと噂になっても困るから、
口の堅い銀行員の従兄弟を選んだ訳なのです。

勿論、従兄弟の方も最初は冗談だと思って、ニヤニヤ笑っていましたが、
しかし、根が助平な彼です。私が本気だと知るや、膝を乗り出し、
「あとで冗談だったでは済まされないよ、晃ちやん・・・」
と、幼い頃、一緒に女の子を裸にしてお医者さんごっこをした時と違って、
ギラリと異様に眼を光らせたのでありました。
  1. 2012/10/14(日) 07:28:51|
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