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別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

倦怠期脱出の試み。其の一

◇承諾の媚薬◇
倦怠期1-1

妻がとうとう浮気をしたらしい。
「短い一生なのに、俺のチンポしか知らないとはつまらない話だ。
 人生ただ一本のチンポのみなんで、今時、自慢にならないよ」
と、手を替え品を替えて口説いていたのが、やっと効果が表れたみたいです。

「木内さんと浮気したわよ」
相手の名前だけは白状してくれましたが、
「今度の連休に、ゆっくり温泉旅行してから報告するわよ」
と言うだけで何も語ってくれません。
「何発やったんだ、どんな体位で嵌めたんだ。ケチケチしないで喋ってくれよ」
「はっきり覚えてないのよ。ひょつとしたら、
 入り口で出してしまって未遂だったのかも知れないわ。
 だから今度温泉旅行してハッキリ嵌ったところを見届けてから」
妻はいやに落ち着いた顔をしています。

結婚して十五年、子供は一人、夫婦生活が、少々マンネリ気味で、
其れを打破する為に、ある時、このサイトの夫婦交換カテゴリーを見せて、
「こんな世界へ、二人で踏み入ろうや」と言った時は、
怒って私を罵倒した妻なのに、一旦其の気になると素早いものです。

木内さんと言うのは、妻がパートに行っている会社の上司なのです。
上司といっても経営者の一族です。
別に金銭目的で身を許したのではないでしょうが、貧乏たらしい男よりかは、
経済的に余裕がある方が万事楽しめると言ってましたから、
そんな所にも女のしたたかさを垣間見た思いでした。

年齢は三十代半ばで、私より少し下、だけど男ぶりは私より上等です。
ですが、男前の割には女性経験は少ないらしく、お得意様接待での
バー・クラブの類への出入りも積極的でなく、何時も遊び好きの社長に
ピンチ・ヒッターを頼んでいるようでした。

そんな清潔な男をナンパの相手に選んだのですから、妻も中々のものです。
妻の事ばかり話しましたが、私は木内氏とは違って、
若い頃から女遊びを随分して来たものでした。


倦怠期1-2
女遊びの過ぎた男は、結婚相手を選ぶ時には、処女を探すか、
または人生を達観してそんな事には一切こだわらないかの両極端だと申しますが、
まさに其の通りで、私達の場合は後者の方でした。

チンポを何本食べた女であっても、心根の優しい女であれば、
それで満足だったのです。自分は使いまくった淫水焼けのチンポのくせに、
相手には聖女を求める何て身勝手過ぎる話だと思って居た訳ではなく、
処女非処女は大して気に成らなかったと言うのが本当の処だったのです。

さて妻と十五年も平々凡々の家庭生活を営んでいると、
チンポの立ち具合も悪くなろうというものです。
その打開策として、妻に浮気を勧めた訳です。
不倫した妻を抱いて見たかったのです。強烈な刺激を求め、
それがやっと実現出来そうに成って来たのです。

今年のゴールデンウイークを、それに当てる事にしたのです。
子供は妻の実家に預けます。妻の口実は、
「主人と久し振りに温泉旅行に行くのよ。倦怠期脱出の試みよ。娘の為に協力してね」
と親を納得させたのです。
「そうかそうか、行っといで。夫婦仲の良い事って、いいもんだから」
勿体無い話ですが、親はたやすく騙されてくれます。

そうなると、私もゴールデンウイークの一週間、何処かへ旅行してないと辻褄が
合わなくなります。それで私も温泉旅行する事にしたのです。

一人で行くのも何んですから、兼ねてから私にモーションを掛けて来ている得意先の
大年増に、同伴者としての白羽の矢を立てたのです。
彼女なら、先約殺到と言う事もないだろうと思ったからです。
それともう一つの理由は、若い頃から大年増は大好きだったからです。

そんな私のテレパシーを感づいていたかして、この波野和子女史は以前から
私にナンパの波長を送り続けて居てくれたのです。
得意先の女性に手を付けるのはタブーなので和子女史の素振りに気付かない
振りをしていたのですが、今回は急な話なので選んだりしてる暇はありません。
直ぐ間にあう御徳用品とばかりに女史にアタックしてみました。

結果は、彼女の悦ぶまい事か。身をくねらして承諾の媚態を見せてくれます。
倦怠期1-3
旅行日が近づいて来るに従い、和子女史の目は潤んできます。一日一回、
営業訪問するのですが、奥の応接間に招じ入れてくれて離れようとはしないのです。
私は、お店の従業員の人に悪いし、また目立つので、
早く切り上げて帰りたいのですが、ベタベタして仕方有りません。

そして出発二日前に迫って来た時に、
「これ、貴方が持っていて。私が持っていて、誰かに見られたら困るから」
と言って封筒を渡してくれました。中身は今度の旅行の切符と宿泊券などてす。

申し遅れましたが、今回の旅行費用一切は、和子女史が負担してくれるのです。
その下心もあって、年増の彼女を狙った訳では決してないのですが、
結果として、そうなってしまったのです。

ですから、妻も私も、全て相手方の費用オマンコ旅行する事に成ったのです。
出発を明日に控えた前夜、世にも奇妙な偶然に気付きました。
妻と私は、それぞれ別なパートナーと旅行するのですが、
それがなんと同じ温泉地の同じ旅館になってしまったのです。

そんな馬鹿な偶然が・・・と驚きました。どんな安物の小説家でも
恥ずかしくて書けない様な筋書きが出来上がってしまったのです。

しかし、よくよく分析してみると、あまり偶然ばかりでもないのです。
ある程度の必然性も混じっていたのです。
連休間近に成って、温泉宿を是非とも予約しようと思えば、
目ぼしい処は当然満員になっています。

残っているのは一流か三流所しかありませんし、和子・私組と木内・妻組が、
「費用に糸目を付けません」の贅沢条件で、裏日本の、静かな宿を
予約しょうとしたのです。それも、同じ旅行社を通じてです。
そうなれば同じ高級宿になったとしても、最早偶然だとばかりは言えません。
必然的にそうなったと言っても、過言ではないのです。
「観光が目的でなく、静かな山奥の温泉宿で静養したい」と言う中年男女・・・

まさか部屋に篭り切ってオマンコ三昧で過ごしたいとも言えません。
「北陸か山陰が良いわねえ」と同じ様な希望を述べたのですから、
その旅行社がプランを組めば同じ様なものが出来上がるのが当然かも知れません。
  1. 2012/10/12(金) 09:17:03|
  2. 熟年夫婦の色々
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